予めご検討ください
このところ、ずっと何か違和感があったのだが、最近、それが何だかよく判った。
お問い合わせいただく方の中には、どうやらペットショップと同じような感覚でいる方が少なくはないようで、商品を店でショッピングするのと同様、ペットショップの販売方法のように、まずは生体を「見たい」のだと判った。
漠然と違和感があったのは、これだった。
職業ブリーダーだと思われているのだろうか、時々、やりとりで何だかしっくりこないなと感じる方がいるのだが、念のため、私の職業はブリーダーではないし、そもそも、ボクサーというのは儲かる犬種ではなく、もし利益が出るとすれば、ショーをやっていない方だけだと思う。
ボクサーのショー・ブリーダーで、犬に携わる職業の方はいるが、ボクサーの繁殖で生計を立てている人は皆無だ。
どんなビッグ・ネームのショー・ブリーダーでも、職業はボクサーのブリーダーではなく、必ず他に収入源があり、それで自らの生計を立てている他、所有しているボクサーを食わせているというのが実際のところなのだ。(食わせているというより、ボクサーに注ぎ込んでいると言った方が正しいと思う。)
愛好家でありスペシャリストであるシリアス・ブリーダーの所に、まずは生体を見てもらい売ろうとするようなペットショップ感覚で行くのは違うと思う。
私が違和感を感じたような方々は、おそらく、ペットショップというのは色々な犬種の仔犬の販売をしている所、ブリーダーというのは特定の犬種を繁殖して仔犬を売っている個人、といった解釈の仕方をしているのではないかと想像する。
例えて言えば、野菜をスーパーマーケットで買うか、農家で直接買うかの違い、そんな感覚でいるのではないかと思う。
また、ブリーダーというのは繁殖で生計を立てている、と考えている方は少なくないようだ。
確かに、近年では「職業」として「ブリーダー」と言う人もいるし、仔犬を産ませれば誰もがブリーダーと呼ばれたり自称したりしているが、時として「ブリーダー」とひとくくりに呼ばれる中には、シーンに貢献する本当の愛好家でありスペシャリストであるシリアス・ブリーダーから、単に産ませているだけのバックヤード・ブリーダーまで、色々いることをまず理解して欲しい。
シリアス・ブリーダーというのは、忙しい。
犬に囲まれて楽しい毎日を送っていると思ってらっしゃる方も多いだろうが、仰るように自身が好きでしている道楽だからもちろん楽しいが、おそらく想像されているような日常とは異なる。
遊んでばかりではないし、手入れやトレーニングの他、特にショーを走らせる犬では、コンディションを作りそれを保つ為の努力が必要で、生き物だけあって日常の管理が非常に大切なのだ。在宅中は、生き物相手だけあって、手が塞がっていることが多い。
私が犬を求める際、検討すべき事は予め検討し、判らなければ調べたり尋ねたりして、自分できちんと納得出来てその犬種を飼育すると決めてから、あくまでも最終的な確認として、検討している犬を見せてもらった。
「本当にこの犬でよいか」という実物の最終確認以外、犬を目の前にして今更検討することなんて他にはないと思うし、それが当たり前だと思っていた。
実際、本当に飼育するつもりでお越しになる方というのは、色々と調べていたり不明な点は予め問い合わせいただき、充分に検討されていて、御覧になるのも予め検討していた犬を確認する程度ですぐにお決めになるもので、犬を目の前にして予め検討しておくべき事柄を悩むようなことは、ほとんどないといっていい。
ところが、犬をご覧になりたいという方の全てがそうなのではなく、ペットショップで展示されている生体を見るような感覚で、ただ見物がしたいのだと感じられる方もいる。
犬種のスペシャリストであるブリーダーの繁殖犬を求めたいということではなく、単にペットショップで展示販売されていないので、ブリーダーの所に見に行っているだけなのではないかと思える。
私に限らず、ショー・ブリーダーというのは、プライドをもって繁殖に臨んでいると思う。
だから私は、その犬に価値を感じた方にのみ飼育して欲しいと思っており、勧めるような事は元々言わないが、犬を見たいという方に不安があるようだったり、よく理解していないと感じられた場合、それとなく飼育しない方向に持っていくこともある。
生き物を飼育するには、色々な点で覚悟が必要だと思うが、充分な覚悟がないままに飼育した場合、もし将来、何かつまづきがあったとすれば、その方はそれを受け入れ何とかとかしようとするよりも、おそらく、変な理由付けをすると、私は思うからだ。
理解不足から、愛犬を不幸にしてしまう飼主は少なくない。
これからボクサーを飼育しようとする方に、お願いがある。
本当のショー・ブリーダーから、価値ある犬を手に入れ、そして愛犬との楽しい生活の為にも、予め検討するべきことは充分検討し、納得の上でこの犬種の飼育を決めて、ブリーダーを訪ねて犬を見て欲しい。
おそらく、可愛い仔犬達を見るのは楽しいだろうから、ブリーダー巡りは苦にもならないだろうが、犬は生き物で見せ物ではないし、この犬種を飼育するか否か等は予め検討しておくことで、犬を前にして情で決めるものではないと思う。
検討段階での参考にしたいのであれば、見るべきなのは仔犬なのではなく、成犬を見るべきだ。
ボクサーは、いる所にはいるのだが、通常はあまり見かけないと思うので、見たいという気持ちは解らなくもない。
ただ、ボクサーを見たいというのであれば、関東ならばインターナショナル・ドッグ・ショーのような大きなショーや単独展に出向いていただけると、ギャラリーも多くなり嬉しく思う。
気に入った犬がいれば、合間に尋ねてみるのも良い。出産情報なども教えてくれると思う。
また、ボクサーを飼育するか否かをまだ検討している段階なのであれば、不明な点等は予めお調べいただいたり、あるいはそこの犬を求めようと考えているブリーダーにご相談いただき、是非、検討しておくべき事柄は予めご検討いただくことをお願いしたい。
お問い合わせいただく方の中には、どうやらペットショップと同じような感覚でいる方が少なくはないようで、商品を店でショッピングするのと同様、ペットショップの販売方法のように、まずは生体を「見たい」のだと判った。
漠然と違和感があったのは、これだった。
職業ブリーダーだと思われているのだろうか、時々、やりとりで何だかしっくりこないなと感じる方がいるのだが、念のため、私の職業はブリーダーではないし、そもそも、ボクサーというのは儲かる犬種ではなく、もし利益が出るとすれば、ショーをやっていない方だけだと思う。
ボクサーのショー・ブリーダーで、犬に携わる職業の方はいるが、ボクサーの繁殖で生計を立てている人は皆無だ。
どんなビッグ・ネームのショー・ブリーダーでも、職業はボクサーのブリーダーではなく、必ず他に収入源があり、それで自らの生計を立てている他、所有しているボクサーを食わせているというのが実際のところなのだ。(食わせているというより、ボクサーに注ぎ込んでいると言った方が正しいと思う。)
愛好家でありスペシャリストであるシリアス・ブリーダーの所に、まずは生体を見てもらい売ろうとするようなペットショップ感覚で行くのは違うと思う。
私が違和感を感じたような方々は、おそらく、ペットショップというのは色々な犬種の仔犬の販売をしている所、ブリーダーというのは特定の犬種を繁殖して仔犬を売っている個人、といった解釈の仕方をしているのではないかと想像する。
例えて言えば、野菜をスーパーマーケットで買うか、農家で直接買うかの違い、そんな感覚でいるのではないかと思う。
また、ブリーダーというのは繁殖で生計を立てている、と考えている方は少なくないようだ。
確かに、近年では「職業」として「ブリーダー」と言う人もいるし、仔犬を産ませれば誰もがブリーダーと呼ばれたり自称したりしているが、時として「ブリーダー」とひとくくりに呼ばれる中には、シーンに貢献する本当の愛好家でありスペシャリストであるシリアス・ブリーダーから、単に産ませているだけのバックヤード・ブリーダーまで、色々いることをまず理解して欲しい。
シリアス・ブリーダーというのは、忙しい。
犬に囲まれて楽しい毎日を送っていると思ってらっしゃる方も多いだろうが、仰るように自身が好きでしている道楽だからもちろん楽しいが、おそらく想像されているような日常とは異なる。
遊んでばかりではないし、手入れやトレーニングの他、特にショーを走らせる犬では、コンディションを作りそれを保つ為の努力が必要で、生き物だけあって日常の管理が非常に大切なのだ。在宅中は、生き物相手だけあって、手が塞がっていることが多い。
私が犬を求める際、検討すべき事は予め検討し、判らなければ調べたり尋ねたりして、自分できちんと納得出来てその犬種を飼育すると決めてから、あくまでも最終的な確認として、検討している犬を見せてもらった。
「本当にこの犬でよいか」という実物の最終確認以外、犬を目の前にして今更検討することなんて他にはないと思うし、それが当たり前だと思っていた。
実際、本当に飼育するつもりでお越しになる方というのは、色々と調べていたり不明な点は予め問い合わせいただき、充分に検討されていて、御覧になるのも予め検討していた犬を確認する程度ですぐにお決めになるもので、犬を目の前にして予め検討しておくべき事柄を悩むようなことは、ほとんどないといっていい。
ところが、犬をご覧になりたいという方の全てがそうなのではなく、ペットショップで展示されている生体を見るような感覚で、ただ見物がしたいのだと感じられる方もいる。
犬種のスペシャリストであるブリーダーの繁殖犬を求めたいということではなく、単にペットショップで展示販売されていないので、ブリーダーの所に見に行っているだけなのではないかと思える。
私に限らず、ショー・ブリーダーというのは、プライドをもって繁殖に臨んでいると思う。
だから私は、その犬に価値を感じた方にのみ飼育して欲しいと思っており、勧めるような事は元々言わないが、犬を見たいという方に不安があるようだったり、よく理解していないと感じられた場合、それとなく飼育しない方向に持っていくこともある。
生き物を飼育するには、色々な点で覚悟が必要だと思うが、充分な覚悟がないままに飼育した場合、もし将来、何かつまづきがあったとすれば、その方はそれを受け入れ何とかとかしようとするよりも、おそらく、変な理由付けをすると、私は思うからだ。
理解不足から、愛犬を不幸にしてしまう飼主は少なくない。
これからボクサーを飼育しようとする方に、お願いがある。
本当のショー・ブリーダーから、価値ある犬を手に入れ、そして愛犬との楽しい生活の為にも、予め検討するべきことは充分検討し、納得の上でこの犬種の飼育を決めて、ブリーダーを訪ねて犬を見て欲しい。
おそらく、可愛い仔犬達を見るのは楽しいだろうから、ブリーダー巡りは苦にもならないだろうが、犬は生き物で見せ物ではないし、この犬種を飼育するか否か等は予め検討しておくことで、犬を前にして情で決めるものではないと思う。
検討段階での参考にしたいのであれば、見るべきなのは仔犬なのではなく、成犬を見るべきだ。
ボクサーは、いる所にはいるのだが、通常はあまり見かけないと思うので、見たいという気持ちは解らなくもない。
ただ、ボクサーを見たいというのであれば、関東ならばインターナショナル・ドッグ・ショーのような大きなショーや単独展に出向いていただけると、ギャラリーも多くなり嬉しく思う。
気に入った犬がいれば、合間に尋ねてみるのも良い。出産情報なども教えてくれると思う。
また、ボクサーを飼育するか否かをまだ検討している段階なのであれば、不明な点等は予めお調べいただいたり、あるいはそこの犬を求めようと考えているブリーダーにご相談いただき、是非、検討しておくべき事柄は予めご検討いただくことをお願いしたい。
ボクサー犬の書籍

当犬舎のトッティとリンディが仔犬の頃の画像も使用されています。

昭和50年(1975年)発行の同じ本の改訂版です。

幼犬・成犬・老犬別に、毎月ごとの飼育ポイントが書かれた本です。

愛犬の友から出ているボクサー犬の本では一番分厚く、中身も充実していると思います。
個人的に、この本は非常に役立ちましたし、現在でも開くことがあります。

アメリカのジャケー犬舎のオーナーであるR.トミタ氏監修。各犬舎の紹介の他、代表犬の画像も多いので、資料としても役立ちます。アメリカ以外の有名犬舎も紹介されています。

シュトックマン夫人の自伝で、題名通り、ボクサー犬にかける生涯がつづられています。はじまりから戦時中の苦労、そしてアメリカに審査員として招聘され、かのBangAwayを審査した際のエピソードにもふれられています。挿絵も必見です。

歴史から見方まで、ボクサー犬を理解する為の解説書。審査員やブリーダーに、絶大な支持を得ているバイブルといえる本です。

1956年刊行、現在、年に10冊発行されている雑誌です。
追記:50年以上に渡って発行されてきましたが、2006年秋、廃刊が決まりました。

2004年刊行の新しい雑誌で、年に6冊発行されている雑誌です。
しんしん

「しんしんは何でも知ってるよ、お母さん」 Donnalou JP Curse Breaker
こんなことは私は思わないのですが、この牡だけは、「お母さん」って言っていると思います。
私の顔を見上げて「ウヮウヮ」と口をパクパクさせるのですが、多分、「お母さん」と言ってます。
元々から通じ合っている、不思議な絆があって、ものすごく妙なのです。
この牡ばっかりは、私の腹から出てきたような気さえします。l

「僕はしんしんじゃないよ、Samだよ」 Sire:AM.CH. Kim's Suncrest's Samson
| 固定リンク | ギャラリー::ドナルーのボクサー犬 | 2006/02/06 Mon |
ボクサー犬の魅力
ボクサー犬とは、なにより第一に伴侶犬・家庭犬であり、使役犬としての優れた能力からワーキング(使役犬)・グループに分類されている犬種です。
一度ボクサー犬を飼育しますと、次もボクサー犬を飼育される方が断然に多いように、この犬種には大変ほれ込んでしまう魅力があります。
この犬種の魅力を、全てではありませんが、思いつく特徴を挙げてみます。
・体臭がない
ボクサー犬には犬特有の体臭がありません。
全く無臭ということではありませんが、いわゆる犬臭いにおいとは全く異なり、日向のにおいのような、香ばしいような心地良いにおいです。
ボクサー犬だけを飼育していますと、犬に匂いがあるなどということは忘れてしまいますが、他犬種と接して「犬には体臭があるんだった・・・」と改めて思い出すくらい、ボクサー犬には犬臭さというものがありません。この点も室内犬として適した特徴です。
・うるさくない
ボクサー犬は口が重く、長吻犬種のようにはうるさく吠えません。一頭だけで飼育した場合、何ヶ月もしてから初めて吠える声を聞いた、ということもあります。
但し、仔犬や若い犬同士が遊ぶ場合は、吼えあってうるさいことがあります。
尚、間違った扱いをして育てますと、うるさく吠える犬になる可能性はあるでしょう。
・知性
ボクサー犬は元々、伴侶として非常に適した資質から家庭犬として愛されており、後に軍用犬としての適正が認められ、今日ではサービスドッグとして認知されています。
日本でも警察犬種にも認定されており、従順さや服従性という点での利口さはもちろんのことですが、ボクサー犬は犬らしからぬ知性を感じさせる、犬人間のような犬種です。
単に言うことを聞くだけの犬ではなく、非常に高い知性を感じさせる犬種です。
・愛情深い
大変に愛情深く、ボクサー犬にとって飼主と共に過ごすことは、何よりの喜びとなります。
人との接触が必要な犬種ですので、庭先で飼って餌と散歩だけして手隙に眺めているような鑑賞犬ではありません。
・順応性が高い
ボクサー犬はたとえ年老いてから迎えたとしても、新しい家庭に順応し、飼主をきちんと認識して、大変深い絆を築けます。
・友好的で、凶暴ではない
闘犬のように凶暴だと勘違いしている方も多くいますが、ボクサー犬のルーツであるベルギーの土着犬である小型ブレンバイザーは、元々は貴族が猟に使用していましたが、ナポレオン戦争での貴族の没落後は、良い家庭犬となることから庶民に愛され飼育されました。一部の犬が一時、当時娯楽として流行った闘犬にも用いられたことがありますが、それはあくまでも一時のことで、ほんの数年で禁止となりました。
小型ブレンバイザーにイングリッシュ・ブルドッグを掛け合わせて作出されたのがこの犬種ボクサー犬で、ボクサー犬は元々家庭犬として広く愛されました。後に第一次世界大戦において軍用犬としての能力も認められることとなりましたが、ボクサー犬は闘犬ではなく、あくまでも家庭犬であり伴侶犬なのです。
テリトリー意識が芽生えれば、不審者が来れば吠えて知らせますが、番犬として屋外で飼育するような犬種ではありません。
・子守り
ボクサー犬は、欧米では子守り犬として広く認知されています。
とても活動的でやんちゃともいえる犬種ですが、不思議と子供の扱いは大変優しく、子供の命令に付き合っていたり添い寝をしたりと、子供は大好きなようで辛抱強く接します。
実際、私の姪と犬の関係は大変に興味深いものですし、当犬舎から家庭に迎えられた犬達も、小さなお子様達と大変うまくやっています。

子供とボクサー犬は仲が良い

ボクサー犬は子供が大好きだ
・ユーモアのセンス
ボクサー犬はその知性を感じさせてくれる犬種ですが、彼らは時折、大変ユーモラスで笑わせてくれます。
これは決してぬいぐるみのような幼稚な可愛さや可笑しさなのではなく、知性が伴う彼らのユーモアだといえると思います。
飼育しないと味わえない楽しさだと思いますが、共に生活していただくと必ず実感していただけます。
この点は特に、ボクサー独特の魅力といえるかと思いますので、是非、身近で飼育して実感していただきたいものです。
・死ぬ間際まで活力がある
ボクサー犬は大変生き生きとした活力のある犬種で、その瞳は年老いても若々しく、活力に溢れています。
ボクサー犬の生涯は尊厳のあるもので、最期に急激に老け込むというのが通常といえます。
・短毛で手入れが楽
ボクサー犬は短毛で、油っぽいベタつきや犬臭い体臭もありませんので、日常の手入れは楽ですし、簡単な手入れで清潔に保つことが出来ます。
これは室内犬には大変助かることで、蒸しタオルで拭き上げることにより、汚れや抜け毛も落とし、マッサージ効果もあります。
・清潔好き
大変清潔好きで、4週齢に入ったばかりの仔犬でも、寝床や遊び場とトイレの区分を彼らなりにつけているのには感心させられます。
こんなに幼くても、行動範囲内に便があるのを非常に嫌がる場合もあり、サークル内に便をした後は「早く掃除して〜、助けて〜!」といった様子で鳴き、掃除を要求されることも多く経験しています。
特に厳しくトイレ・トレーニングをしなくても、トイレを我慢できるような月齢になれば、寝床であるケージを汚すこともありませんし、成犬になる頃には生活環境である室内を汚すことはありません。
また、汚物の上に寝転んで体に匂いをつけるようなことも、ボクサー犬はしません。
・運動能力に優れた中型犬
ボクサー犬は大型犬ではなく、運動能力の優れた中型犬です。
中型犬ですので、様々な作業に適しているのはもちろん、アメリカではアジリティも楽しまれています。
万が一、怪我や病気の場合でも、運んだり扱うことが出来るのは、中型犬の良いところだと思います。
・従順で忠実、女性でも扱いが楽
ボクサー犬は忠誠心が強く、大変従順で服従性も高いので、躾や服従はよく入ります。
ボクサーの扱いやすさとは、その従順さと忠実さによるものですが、サイズの点でも大型犬ではなく中型犬ですので、保定する場合も含め、女性でも扱いやすいといえます。
・躾が良く入る
ボクサー犬は、第一次世界大戦の際に初めてドイツで軍用犬として用いられ、その能力が非常に高い評価を得ました。
現在では世界各国でその訓練性能は認知されており、軍用犬、警察犬、警備犬等に限らず、特に人に対して非常に温厚で忠実深く清潔である事も適しているのだと思いますが、盲導犬やセラピードッグのようなサービスドッグとして広く活躍しています。日本においては、日本警察犬協会が認定している警察犬7犬種のひとつにも含まれています。
*最近、ネット上で一部のヨーロッパ系ボクサーの飼育者に、ヨーロッパ系ボクサー犬は訓練性能重視で繁殖されているとか訓練性能や稟性が優れているといったことを言う方がいて、ボクサー飼育者からだけではなく、他犬種の方から失笑を買っていますが、これはタイプを言うわりにはアメリカ系ボクサー犬をほとんど見たことすらない方が、比較になる根拠も経験もなく言っているだけのナンセンスな話です。おそらく、他犬種との比較というのもほとんどせずに、かなり狭い範囲の話をしていると思われます。
アメリカ系ボクサー犬は、JKCの訓練競技会において優秀な成績を収めていますが、JKCの訓練競技会に限らず、ヨーロッパ系ボクサー犬の団体ともいえるPDの訓練競技会にも参加をして成績を収めており、日本最高峰とされる霧ヶ峰のPDの訓練競技会でも、アメリカ系ボクサーの方が上位の成績を収めているという事実があります。
しかも、このような各団体の訓練競技会で優秀な成績をおさめているアメリカ系ボクサー犬達というのは、何も訓練性能を重視して繁殖された特別な犬なのではなく、ショー・ドッグの系統から生まれた普通のアメリカ系ボクサー犬で、通常飼育されているアメリカ系ボクサー犬達やショー・ドッグ達と同じなのです。つまり、その程度の能力があるのはボクサー犬では当たり前のことなのです。
アメリカではボクサー犬は定着した人気のある犬種だけあって、訓練競技会へのボクサー犬の参加も盛んなのですが、ショー・ドッグが訓練のタイトルを持っていることは珍しいことではありませんし、ABCナショナルでも訓練競技会が併催されており、それはそれは見事な扱いをされており、犬達は嬉々として作業しています。
タイプ間での稟性の傾向の違い(傾向という言葉を使うのは、ヨーロッパ系だからといって全て同じような稟性ではないからです。)というのは感じますので、ヘルパーのプレスが非常に強いIPOの防衛作業にでもなれば、稟性の違いによる差は出てくると思うのですが、ボクサーでそこまでの訓練をやっている方は日本にはほぼ皆無ですので比較するものがありませんし、そのレベルにもなると、タイプ間の差というよりも、個体の差が顕著になってくると思われます。また、他犬種との差というのも出てくると思います。
服従に関しては、訓練性能というレベルの話ではなく、99%は訓練を入れる人間の犬の扱い方(教え方)次第だといえると思います。
都合、各団体の訓練競技会を観ましたが、一部の方が訓練性能が高いと主張しているPDのヨーロッパ系ボクサー犬よりも、平均してJKCの訓練競技会に出ているパピヨン等の愛玩犬種や、服従の入りにくいとされている柴犬の方が、よっぽど服従が入っているというのは、とても興味深く思う点です。
各団体の訓練競技会に参加している他犬種の方から、「ヨーロッパ系ボクサー犬の訓練性能が高いなんて言っているのは、馬鹿じゃないの」と言われたことがあります。
それは一部の方だと説明しましたが、PDの審査会では、訓練を入れてあるという犬が、審査中にもかかわらずリング内で犬同士が喧嘩していたり、ハンドラーが引っ張られているだけではなく、転んで引きずられたりするなど、JKCのショーや競技会ではありえない光景を目にしていますので、特に他犬種の方から馬鹿にされるのは当然のことだと思いますし、こういった点は、PDのヨーロッパ系ボクサー犬飼育者の課題だと思います。
ろくに見もせずに言っている中傷と同じに受け取られると困りますので、念のためですが、私はアメリカ系・ヨーロッパ系の両方共飼育しており、どちらも興味をもって観察している上での意見です。
私がここで何より言いたいのは、ボクサー犬という犬種は、アメリカ系・ヨーロッパ系というタイプに関わらず、家庭犬としての躾やマナーがよく入る能力はもちろん、高い服従性は当たり前にあるということは、正しく知っていただく必要があると思います。
また、ボクサー犬というのは一般飼主が扱えないような馬鹿な犬種ではありませんし、訓練所に入れなくては躾や服従が入らないということはありません。もし扱えていないとすれば、それはまず人間の扱いがまずいからです。
・長時間の運動は不要
ボクサーは耐久性のある犬種ではありませんので、長時間の運動や散歩は必要ありません。
陸上選手に例えるとボクサーはスプリンターです。短時間のギャロップを取り混ぜた引き運動や、広い場所での自由運動が適しています。
欠点
・抱っこして連れ歩けない
ぬいぐるみのように抱いて連れ歩くことは出来ませんので、残念ながら、電車や小型犬限定の場所など、連れて行けない場所もあります。
・暑さ・寒さといった耐候性に劣る
短毛・短吻の為、寒さだけではなく、意外に思われるかもしれませんが、毛量の多い犬種よりも暑さの影響を受けやすいのです。
犬の構造上、マズル(口吻)の長さは体温調節に非常に大きな役割がありますが、ボクサーは短吻の為、体温を下げにくく、特に高温多湿の日本の夏は非常に苦痛でもあります。
適温は人間と同様だと御理解いただくのでほぼ合っています。
・しつこく遊ぶ
犬同士の遊び方は激しく、いつまでも大変しつこくしますので、他の犬種からは嫌がられることが多いです。今のところ、フレンチ・ブルドッグとは、テンションやしつこさで大変相性が良いと思っています。
・なにしろ可愛い
大変表情が豊かで、その知的な瞳で語りかけてきます。置いて出かける時等は、後ろ髪を引かれる思いをするかもしれません。
・見た目で誤解されている
ボクサーを知らない方は、ボクサーは闘犬で獰猛な犬種だと勘違いしていることが多く、「怖い」というイメージが強いようです。大変心外ですが、非常に怖がられたり、「わぁ怖い!」などと面と向かって言われたりすることがあります。失礼だと思う場面もあるかもしれませんが、そういう方なのだろうと流しておきましょう。
私の経験では、猫なで声で小型犬を扱っているような飼主は、犬同士の接し方にも神経質です。犬同士が接する際、小型犬がビックリして鳴こうものならば、「咬まれた」ことにされます。ボクサー犬が本当に咬んだならば、大怪我するんですけどね。
・利口過ぎる
ボクサー犬は知性を感じさせますが、本当に利口です。
非常に察しが良いですし、場面によってどうすれば良いかもわかっているようで、子供だましや誤魔化しがきかないのは、時によってはやっかいでもあります。
・痛みに耐える
怪我の治療などの場合、局所麻酔で縫合が出来たりするような点は楽なのですが、ボクサー犬は痛みがあっても辛抱していますので、飼主のほうで気をつけてやらないと発見が遅れます。
・目でよく喋る
口は重いですが、目で色々と訴えますし、語ります。
欲しいものと飼主の顔を交互に見て「これ」「これ」と訴えたり、他の犬が産箱を覗いて仔犬を発見し、私の顔を交互に見て「いるね」「いるね」というなど、音には出しませんが、瞳でよく喋る犬種です。
長年共に生活していますと、何を言っているかはよく判るようになりますし、犬も感心するほどよく理解してくれるものです。
こんな感じの犬種なのですが、「かっこいい」という犬種よりは、「愛すべき可愛さ」のある犬種で、多くの飼育者の方は「可愛い」という表現を用いることが多いです。
ガシガシと厳しく飼育するようなハードな犬種ではなく、この犬種をよく御存知の方は皆様、当たりも柔らかく扱っている犬種です。
特に室内で身近に置き、共に生活していく上では、数え切れないほどの楽しさ・喜び・笑いをもたらしてくれ、つくづくその知性を感じさせてくれる犬種です。
日本では小型犬の人気が断然高く、サイズの大きい犬種は飼育しいくいと思い込まれている方も多くいらっしゃると思いますが、ボクサー犬は躾の良く入る犬種で、女性の方も多く扱ってらっしゃいます。
一度ボクサー犬を飼育しますと、次もボクサー犬を飼育される方が断然に多いように、この犬種には大変ほれ込んでしまう魅力があります。
この犬種の魅力を、全てではありませんが、思いつく特徴を挙げてみます。
・体臭がない
ボクサー犬には犬特有の体臭がありません。
全く無臭ということではありませんが、いわゆる犬臭いにおいとは全く異なり、日向のにおいのような、香ばしいような心地良いにおいです。
ボクサー犬だけを飼育していますと、犬に匂いがあるなどということは忘れてしまいますが、他犬種と接して「犬には体臭があるんだった・・・」と改めて思い出すくらい、ボクサー犬には犬臭さというものがありません。この点も室内犬として適した特徴です。
・うるさくない
ボクサー犬は口が重く、長吻犬種のようにはうるさく吠えません。一頭だけで飼育した場合、何ヶ月もしてから初めて吠える声を聞いた、ということもあります。
但し、仔犬や若い犬同士が遊ぶ場合は、吼えあってうるさいことがあります。
尚、間違った扱いをして育てますと、うるさく吠える犬になる可能性はあるでしょう。
・知性
ボクサー犬は元々、伴侶として非常に適した資質から家庭犬として愛されており、後に軍用犬としての適正が認められ、今日ではサービスドッグとして認知されています。
日本でも警察犬種にも認定されており、従順さや服従性という点での利口さはもちろんのことですが、ボクサー犬は犬らしからぬ知性を感じさせる、犬人間のような犬種です。
単に言うことを聞くだけの犬ではなく、非常に高い知性を感じさせる犬種です。
・愛情深い
大変に愛情深く、ボクサー犬にとって飼主と共に過ごすことは、何よりの喜びとなります。
人との接触が必要な犬種ですので、庭先で飼って餌と散歩だけして手隙に眺めているような鑑賞犬ではありません。
・順応性が高い
ボクサー犬はたとえ年老いてから迎えたとしても、新しい家庭に順応し、飼主をきちんと認識して、大変深い絆を築けます。
・友好的で、凶暴ではない
闘犬のように凶暴だと勘違いしている方も多くいますが、ボクサー犬のルーツであるベルギーの土着犬である小型ブレンバイザーは、元々は貴族が猟に使用していましたが、ナポレオン戦争での貴族の没落後は、良い家庭犬となることから庶民に愛され飼育されました。一部の犬が一時、当時娯楽として流行った闘犬にも用いられたことがありますが、それはあくまでも一時のことで、ほんの数年で禁止となりました。
小型ブレンバイザーにイングリッシュ・ブルドッグを掛け合わせて作出されたのがこの犬種ボクサー犬で、ボクサー犬は元々家庭犬として広く愛されました。後に第一次世界大戦において軍用犬としての能力も認められることとなりましたが、ボクサー犬は闘犬ではなく、あくまでも家庭犬であり伴侶犬なのです。
テリトリー意識が芽生えれば、不審者が来れば吠えて知らせますが、番犬として屋外で飼育するような犬種ではありません。
・子守り
ボクサー犬は、欧米では子守り犬として広く認知されています。
とても活動的でやんちゃともいえる犬種ですが、不思議と子供の扱いは大変優しく、子供の命令に付き合っていたり添い寝をしたりと、子供は大好きなようで辛抱強く接します。
実際、私の姪と犬の関係は大変に興味深いものですし、当犬舎から家庭に迎えられた犬達も、小さなお子様達と大変うまくやっています。


・ユーモアのセンス
ボクサー犬はその知性を感じさせてくれる犬種ですが、彼らは時折、大変ユーモラスで笑わせてくれます。
これは決してぬいぐるみのような幼稚な可愛さや可笑しさなのではなく、知性が伴う彼らのユーモアだといえると思います。
飼育しないと味わえない楽しさだと思いますが、共に生活していただくと必ず実感していただけます。
この点は特に、ボクサー独特の魅力といえるかと思いますので、是非、身近で飼育して実感していただきたいものです。
・死ぬ間際まで活力がある
ボクサー犬は大変生き生きとした活力のある犬種で、その瞳は年老いても若々しく、活力に溢れています。
ボクサー犬の生涯は尊厳のあるもので、最期に急激に老け込むというのが通常といえます。
・短毛で手入れが楽
ボクサー犬は短毛で、油っぽいベタつきや犬臭い体臭もありませんので、日常の手入れは楽ですし、簡単な手入れで清潔に保つことが出来ます。
これは室内犬には大変助かることで、蒸しタオルで拭き上げることにより、汚れや抜け毛も落とし、マッサージ効果もあります。
・清潔好き
大変清潔好きで、4週齢に入ったばかりの仔犬でも、寝床や遊び場とトイレの区分を彼らなりにつけているのには感心させられます。
こんなに幼くても、行動範囲内に便があるのを非常に嫌がる場合もあり、サークル内に便をした後は「早く掃除して〜、助けて〜!」といった様子で鳴き、掃除を要求されることも多く経験しています。
特に厳しくトイレ・トレーニングをしなくても、トイレを我慢できるような月齢になれば、寝床であるケージを汚すこともありませんし、成犬になる頃には生活環境である室内を汚すことはありません。
また、汚物の上に寝転んで体に匂いをつけるようなことも、ボクサー犬はしません。
・運動能力に優れた中型犬
ボクサー犬は大型犬ではなく、運動能力の優れた中型犬です。
中型犬ですので、様々な作業に適しているのはもちろん、アメリカではアジリティも楽しまれています。
万が一、怪我や病気の場合でも、運んだり扱うことが出来るのは、中型犬の良いところだと思います。
・従順で忠実、女性でも扱いが楽
ボクサー犬は忠誠心が強く、大変従順で服従性も高いので、躾や服従はよく入ります。
ボクサーの扱いやすさとは、その従順さと忠実さによるものですが、サイズの点でも大型犬ではなく中型犬ですので、保定する場合も含め、女性でも扱いやすいといえます。
・躾が良く入る
ボクサー犬は、第一次世界大戦の際に初めてドイツで軍用犬として用いられ、その能力が非常に高い評価を得ました。
現在では世界各国でその訓練性能は認知されており、軍用犬、警察犬、警備犬等に限らず、特に人に対して非常に温厚で忠実深く清潔である事も適しているのだと思いますが、盲導犬やセラピードッグのようなサービスドッグとして広く活躍しています。日本においては、日本警察犬協会が認定している警察犬7犬種のひとつにも含まれています。
*最近、ネット上で一部のヨーロッパ系ボクサーの飼育者に、ヨーロッパ系ボクサー犬は訓練性能重視で繁殖されているとか訓練性能や稟性が優れているといったことを言う方がいて、ボクサー飼育者からだけではなく、他犬種の方から失笑を買っていますが、これはタイプを言うわりにはアメリカ系ボクサー犬をほとんど見たことすらない方が、比較になる根拠も経験もなく言っているだけのナンセンスな話です。おそらく、他犬種との比較というのもほとんどせずに、かなり狭い範囲の話をしていると思われます。
アメリカ系ボクサー犬は、JKCの訓練競技会において優秀な成績を収めていますが、JKCの訓練競技会に限らず、ヨーロッパ系ボクサー犬の団体ともいえるPDの訓練競技会にも参加をして成績を収めており、日本最高峰とされる霧ヶ峰のPDの訓練競技会でも、アメリカ系ボクサーの方が上位の成績を収めているという事実があります。
しかも、このような各団体の訓練競技会で優秀な成績をおさめているアメリカ系ボクサー犬達というのは、何も訓練性能を重視して繁殖された特別な犬なのではなく、ショー・ドッグの系統から生まれた普通のアメリカ系ボクサー犬で、通常飼育されているアメリカ系ボクサー犬達やショー・ドッグ達と同じなのです。つまり、その程度の能力があるのはボクサー犬では当たり前のことなのです。
アメリカではボクサー犬は定着した人気のある犬種だけあって、訓練競技会へのボクサー犬の参加も盛んなのですが、ショー・ドッグが訓練のタイトルを持っていることは珍しいことではありませんし、ABCナショナルでも訓練競技会が併催されており、それはそれは見事な扱いをされており、犬達は嬉々として作業しています。
タイプ間での稟性の傾向の違い(傾向という言葉を使うのは、ヨーロッパ系だからといって全て同じような稟性ではないからです。)というのは感じますので、ヘルパーのプレスが非常に強いIPOの防衛作業にでもなれば、稟性の違いによる差は出てくると思うのですが、ボクサーでそこまでの訓練をやっている方は日本にはほぼ皆無ですので比較するものがありませんし、そのレベルにもなると、タイプ間の差というよりも、個体の差が顕著になってくると思われます。また、他犬種との差というのも出てくると思います。
服従に関しては、訓練性能というレベルの話ではなく、99%は訓練を入れる人間の犬の扱い方(教え方)次第だといえると思います。
都合、各団体の訓練競技会を観ましたが、一部の方が訓練性能が高いと主張しているPDのヨーロッパ系ボクサー犬よりも、平均してJKCの訓練競技会に出ているパピヨン等の愛玩犬種や、服従の入りにくいとされている柴犬の方が、よっぽど服従が入っているというのは、とても興味深く思う点です。
各団体の訓練競技会に参加している他犬種の方から、「ヨーロッパ系ボクサー犬の訓練性能が高いなんて言っているのは、馬鹿じゃないの」と言われたことがあります。
それは一部の方だと説明しましたが、PDの審査会では、訓練を入れてあるという犬が、審査中にもかかわらずリング内で犬同士が喧嘩していたり、ハンドラーが引っ張られているだけではなく、転んで引きずられたりするなど、JKCのショーや競技会ではありえない光景を目にしていますので、特に他犬種の方から馬鹿にされるのは当然のことだと思いますし、こういった点は、PDのヨーロッパ系ボクサー犬飼育者の課題だと思います。
ろくに見もせずに言っている中傷と同じに受け取られると困りますので、念のためですが、私はアメリカ系・ヨーロッパ系の両方共飼育しており、どちらも興味をもって観察している上での意見です。
私がここで何より言いたいのは、ボクサー犬という犬種は、アメリカ系・ヨーロッパ系というタイプに関わらず、家庭犬としての躾やマナーがよく入る能力はもちろん、高い服従性は当たり前にあるということは、正しく知っていただく必要があると思います。
また、ボクサー犬というのは一般飼主が扱えないような馬鹿な犬種ではありませんし、訓練所に入れなくては躾や服従が入らないということはありません。もし扱えていないとすれば、それはまず人間の扱いがまずいからです。
・長時間の運動は不要
ボクサーは耐久性のある犬種ではありませんので、長時間の運動や散歩は必要ありません。
陸上選手に例えるとボクサーはスプリンターです。短時間のギャロップを取り混ぜた引き運動や、広い場所での自由運動が適しています。
欠点
・抱っこして連れ歩けない
ぬいぐるみのように抱いて連れ歩くことは出来ませんので、残念ながら、電車や小型犬限定の場所など、連れて行けない場所もあります。
・暑さ・寒さといった耐候性に劣る
短毛・短吻の為、寒さだけではなく、意外に思われるかもしれませんが、毛量の多い犬種よりも暑さの影響を受けやすいのです。
犬の構造上、マズル(口吻)の長さは体温調節に非常に大きな役割がありますが、ボクサーは短吻の為、体温を下げにくく、特に高温多湿の日本の夏は非常に苦痛でもあります。
適温は人間と同様だと御理解いただくのでほぼ合っています。
・しつこく遊ぶ
犬同士の遊び方は激しく、いつまでも大変しつこくしますので、他の犬種からは嫌がられることが多いです。今のところ、フレンチ・ブルドッグとは、テンションやしつこさで大変相性が良いと思っています。
・なにしろ可愛い
大変表情が豊かで、その知的な瞳で語りかけてきます。置いて出かける時等は、後ろ髪を引かれる思いをするかもしれません。
・見た目で誤解されている
ボクサーを知らない方は、ボクサーは闘犬で獰猛な犬種だと勘違いしていることが多く、「怖い」というイメージが強いようです。大変心外ですが、非常に怖がられたり、「わぁ怖い!」などと面と向かって言われたりすることがあります。失礼だと思う場面もあるかもしれませんが、そういう方なのだろうと流しておきましょう。
私の経験では、猫なで声で小型犬を扱っているような飼主は、犬同士の接し方にも神経質です。犬同士が接する際、小型犬がビックリして鳴こうものならば、「咬まれた」ことにされます。ボクサー犬が本当に咬んだならば、大怪我するんですけどね。
・利口過ぎる
ボクサー犬は知性を感じさせますが、本当に利口です。
非常に察しが良いですし、場面によってどうすれば良いかもわかっているようで、子供だましや誤魔化しがきかないのは、時によってはやっかいでもあります。
・痛みに耐える
怪我の治療などの場合、局所麻酔で縫合が出来たりするような点は楽なのですが、ボクサー犬は痛みがあっても辛抱していますので、飼主のほうで気をつけてやらないと発見が遅れます。
・目でよく喋る
口は重いですが、目で色々と訴えますし、語ります。
欲しいものと飼主の顔を交互に見て「これ」「これ」と訴えたり、他の犬が産箱を覗いて仔犬を発見し、私の顔を交互に見て「いるね」「いるね」というなど、音には出しませんが、瞳でよく喋る犬種です。
長年共に生活していますと、何を言っているかはよく判るようになりますし、犬も感心するほどよく理解してくれるものです。
こんな感じの犬種なのですが、「かっこいい」という犬種よりは、「愛すべき可愛さ」のある犬種で、多くの飼育者の方は「可愛い」という表現を用いることが多いです。
ガシガシと厳しく飼育するようなハードな犬種ではなく、この犬種をよく御存知の方は皆様、当たりも柔らかく扱っている犬種です。
特に室内で身近に置き、共に生活していく上では、数え切れないほどの楽しさ・喜び・笑いをもたらしてくれ、つくづくその知性を感じさせてくれる犬種です。
日本では小型犬の人気が断然高く、サイズの大きい犬種は飼育しいくいと思い込まれている方も多くいらっしゃると思いますが、ボクサー犬は躾の良く入る犬種で、女性の方も多く扱ってらっしゃいます。






