シュトックマン夫人
シュトックマン夫人について、質問がありました。ここで説明させていただきます。
シュトックマン夫人のことを「ドイツ系ボクサーの大先輩」と言う人がいるようですが、シュトックマン夫人はドイツ人で犬舎もドイツにありましたが、「ドイツ系ボクサー」に限定することではではなく、この犬種ボクサー犬に非常に大きな働きをした方で、ドイツに限らず、アメリカだろうが、イギリスだろうが、スペインだろうが、オーストラリアだろうが、中国(?)だろうが、どこの国のどんなタイプだろうが、純粋なボクサー犬の飼育者にとって彼女は大先輩であり、また、世界中のボクサー愛好家によく知られていて、非常に尊敬されている繁殖者です。
彼女の著書については、英語版は「My Life With Boxers」として非常によく知られており、アメリカ他世界中のボクサー犬愛好家に読まれていますし、近年では限定復刻版も発行されています。
その本では、彼女の犬達がアメリカに渡った話も記述されていますし、その後のアメリカとの関わり、アメリカに招かれ審査をしたことや、彼女の犬達のアメリカでの子孫にも触れていますので、その本を読めば、シュトックマン夫人のこの犬種への大きな貢献と実績を改めて認識することにはなると思いますが、「ドイツ系ボクサーの」という話にはならないと思います。
もしそんな風に言うとすれば、おそらく、ドイツ系ボクサーとアメリカ系ボクサーを別の生き物のように捉えている極端な一例ではないかと思います。
シュトックマン夫人の犬舎、ドイツのドーム(Dom)犬舎作出の犬達は、1930年代にアメリカに多く渡り、特にドイツの状況が厳しくなった第二次世界大戦後までには、かなりの数がアメリカに渡っていたり、また軍用犬として出した犬もほとんど戻って来ることはなく、ドーム犬舎は、当時、これという犬はほとんど放出した状態となったとのことです。
この頃のボクサー犬とシュトックマン夫人についてを語るにあたり、四大基礎犬と呼ばれるボクサー犬の話をする必要があります。
ドイツからアメリカに渡ったボクサー達の中に、アメリカで非常に愛され四大基礎犬として非常に有名な、尚且つ、現代においてもその貢献が称えられている犬達がいます。
現代においても、命日には愛好家達がお墓に花を供えられているような犬達です。
ICH.Sigurd v. Dom, SOM
ICH. Lustig v. Dom,SOM/LOM
Ch. Utz v. Dom,SOM/LOM
ICH. Dorian v. Marienhof, SOM/LOM
以上の4頭は、アメリカでは「Great Four」=四大基礎犬として、ボクサー犬の愛好家に非常によく知られており、アメリカのボクサー犬は、この4頭なしには語れないといえます。
この4頭は、1930年代にドイツからアメリカに渡り、アメリカでのボクサー犬の発展において偉大な存在です。
アメリカのボクサー犬は、この犬達の直系の子孫で、血統を遡ればまずこの4頭に行きつきます。それに対し、ドイツのボクサー犬はこの4頭の子孫ばかりなのではなく、直系の子孫ではない系統も多いそうです。
名前を見て判るように、この四大基礎犬のうち、3頭がシュトックマン夫人のDom犬舎の犬なのです。(ドリアンはドーム犬舎の犬ではありませんが、ルスティヒやウッツとは祖先が共通しています。)
つまり、シュトックマン夫人は、別の言い方をすれば、アメリカ系ボクサー犬の大先輩である、ともいえるわけですが、そもそも、この犬種の歴史をドイツ系・アメリカ系で分けて違うもののように言うのはナンセンスだということは、この犬種とその歴史をよくご存知の方々には、充分に理解されていることですし、ここで初めてボクサー犬の歴史に触れた方であったとしても、容易にご理解いただけると思います。
さて、この四大基礎犬ですが、現代のアメリカのボクサー犬のタイプに非常に近いということは、後に掲載する画像でよく解ると思います。
これは、アメリカ人が、これらの犬を基礎にして、徹底してタイプを固定する繁殖をしてきたからです。
それに対し、ヨーロッパのボクサー犬は、色々なタイプがいます。
この犬種の歴史を知らない方も、ここまで読んで容易にお解りなると思いますが、いわゆるアメリカ系ボクサー犬というのは、いわゆるドイツ系ボクサー犬の、あるひとつのタイプが固定されたものなのです。
私も便宜上、アメリカ系、ヨーロッパ系という言葉を使いますが、このコラムの最初の頃にも、私がサイトを立ち上げた理由のひとつとして書いていたように、ボクサー犬という犬種を語る場合に、ヨーロッパ系・アメリカ系といったタイプの違いを、別の犬種のように捉えて語ってしまうのは間違いなのです。
シュトックマン夫人がアメリカでショーの審査をした際、「Littele Lustig」と呼んで喜んだ、かのBang Awayは誰もが知る名犬ですが、この犬の画像を見て驚くのは、50年以上も昔の犬だというのに、現代のアメリカ系ボクサー犬に非常に近いタイプだということではないかと思います。
ボクサーのスタンダードは、1920年頃からそう大きくは変わってはいませんが、当時のボクサー犬と現代とでは、だいぶ違いがあります。一応わざわざ書きますが、アメリカに限定した話なのではなく、ヨーロッパも含めたこの犬種ボクサーの話です。
スタンダードは同じでも、純犬種というのは向上を理念に繁殖していくものですから、試行錯誤の過程にあるといえて、終点はありませんから、時代によって犬も違ってきます。
Bang Awayは1949年、4ヶ月の時に、初めて出陳したショーで、アメリカに審査員として招かれたシュトックマンによって、Best In Matchに選出されました。
他にも、シュトックマン夫人の犬舎からアメリカに渡った犬達を髣髴するような子孫達がたくさんいたとのことです。

1949年、Boxer Club Of Southern California Matchにて、審査にあたるシュトックマン夫人とバンガウェイ
シュトックマン夫人のことを「ドイツ系ボクサーの大先輩」と言う人がいるようですが、シュトックマン夫人はドイツ人で犬舎もドイツにありましたが、「ドイツ系ボクサー」に限定することではではなく、この犬種ボクサー犬に非常に大きな働きをした方で、ドイツに限らず、アメリカだろうが、イギリスだろうが、スペインだろうが、オーストラリアだろうが、中国(?)だろうが、どこの国のどんなタイプだろうが、純粋なボクサー犬の飼育者にとって彼女は大先輩であり、また、世界中のボクサー愛好家によく知られていて、非常に尊敬されている繁殖者です。
彼女の著書については、英語版は「My Life With Boxers」として非常によく知られており、アメリカ他世界中のボクサー犬愛好家に読まれていますし、近年では限定復刻版も発行されています。
その本では、彼女の犬達がアメリカに渡った話も記述されていますし、その後のアメリカとの関わり、アメリカに招かれ審査をしたことや、彼女の犬達のアメリカでの子孫にも触れていますので、その本を読めば、シュトックマン夫人のこの犬種への大きな貢献と実績を改めて認識することにはなると思いますが、「ドイツ系ボクサーの」という話にはならないと思います。
もしそんな風に言うとすれば、おそらく、ドイツ系ボクサーとアメリカ系ボクサーを別の生き物のように捉えている極端な一例ではないかと思います。
シュトックマン夫人の犬舎、ドイツのドーム(Dom)犬舎作出の犬達は、1930年代にアメリカに多く渡り、特にドイツの状況が厳しくなった第二次世界大戦後までには、かなりの数がアメリカに渡っていたり、また軍用犬として出した犬もほとんど戻って来ることはなく、ドーム犬舎は、当時、これという犬はほとんど放出した状態となったとのことです。
この頃のボクサー犬とシュトックマン夫人についてを語るにあたり、四大基礎犬と呼ばれるボクサー犬の話をする必要があります。
ドイツからアメリカに渡ったボクサー達の中に、アメリカで非常に愛され四大基礎犬として非常に有名な、尚且つ、現代においてもその貢献が称えられている犬達がいます。
現代においても、命日には愛好家達がお墓に花を供えられているような犬達です。
ICH.Sigurd v. Dom, SOM
ICH. Lustig v. Dom,SOM/LOM
Ch. Utz v. Dom,SOM/LOM
ICH. Dorian v. Marienhof, SOM/LOM
以上の4頭は、アメリカでは「Great Four」=四大基礎犬として、ボクサー犬の愛好家に非常によく知られており、アメリカのボクサー犬は、この4頭なしには語れないといえます。
この4頭は、1930年代にドイツからアメリカに渡り、アメリカでのボクサー犬の発展において偉大な存在です。
アメリカのボクサー犬は、この犬達の直系の子孫で、血統を遡ればまずこの4頭に行きつきます。それに対し、ドイツのボクサー犬はこの4頭の子孫ばかりなのではなく、直系の子孫ではない系統も多いそうです。
名前を見て判るように、この四大基礎犬のうち、3頭がシュトックマン夫人のDom犬舎の犬なのです。(ドリアンはドーム犬舎の犬ではありませんが、ルスティヒやウッツとは祖先が共通しています。)
つまり、シュトックマン夫人は、別の言い方をすれば、アメリカ系ボクサー犬の大先輩である、ともいえるわけですが、そもそも、この犬種の歴史をドイツ系・アメリカ系で分けて違うもののように言うのはナンセンスだということは、この犬種とその歴史をよくご存知の方々には、充分に理解されていることですし、ここで初めてボクサー犬の歴史に触れた方であったとしても、容易にご理解いただけると思います。
さて、この四大基礎犬ですが、現代のアメリカのボクサー犬のタイプに非常に近いということは、後に掲載する画像でよく解ると思います。
これは、アメリカ人が、これらの犬を基礎にして、徹底してタイプを固定する繁殖をしてきたからです。
それに対し、ヨーロッパのボクサー犬は、色々なタイプがいます。
この犬種の歴史を知らない方も、ここまで読んで容易にお解りなると思いますが、いわゆるアメリカ系ボクサー犬というのは、いわゆるドイツ系ボクサー犬の、あるひとつのタイプが固定されたものなのです。
私も便宜上、アメリカ系、ヨーロッパ系という言葉を使いますが、このコラムの最初の頃にも、私がサイトを立ち上げた理由のひとつとして書いていたように、ボクサー犬という犬種を語る場合に、ヨーロッパ系・アメリカ系といったタイプの違いを、別の犬種のように捉えて語ってしまうのは間違いなのです。
シュトックマン夫人がアメリカでショーの審査をした際、「Littele Lustig」と呼んで喜んだ、かのBang Awayは誰もが知る名犬ですが、この犬の画像を見て驚くのは、50年以上も昔の犬だというのに、現代のアメリカ系ボクサー犬に非常に近いタイプだということではないかと思います。
ボクサーのスタンダードは、1920年頃からそう大きくは変わってはいませんが、当時のボクサー犬と現代とでは、だいぶ違いがあります。一応わざわざ書きますが、アメリカに限定した話なのではなく、ヨーロッパも含めたこの犬種ボクサーの話です。
スタンダードは同じでも、純犬種というのは向上を理念に繁殖していくものですから、試行錯誤の過程にあるといえて、終点はありませんから、時代によって犬も違ってきます。
Bang Awayは1949年、4ヶ月の時に、初めて出陳したショーで、アメリカに審査員として招かれたシュトックマンによって、Best In Matchに選出されました。
他にも、シュトックマン夫人の犬舎からアメリカに渡った犬達を髣髴するような子孫達がたくさんいたとのことです。







