ボクサー犬ブリーダー ドナルーボクサーズ コラムと私考

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PDで一番変なのは
このカテゴリの連載は、2006年8月末、PDの会費切れと同時に既に終了しています。

私がPDに関わった中で変に感じたことを書いてきたわけですが、私が一番変だと思っているのは、会員がPDの様々な事柄を疑問に思っていない点です。
何の疑問も持たず受け入れ、盲信しているばかりか、過信までしていることです。

PDでは、よく、「ボクサーの大先輩」という言葉を聞きます。
これこそ、PDの体質を物語っていると思います。
年功序列で、自分より長い会員にへつらって、異様なまでに持ち上げて、都市伝説のような話でも「ボクサーの大先輩」がそう仰ったと、貴重な助言として有り難く賜っているようです。
私が感じるそういった異様さというのは、PDのボクサーの世界はカルト的だといえば、解りやすいと思います。

前にも書きましたが、年月を経ればワインのように熟成されるとでも思っているのかもしれませんが、重要なのは年数の長さではなく、どれだけ進歩しているかではないでしょうか。
とにかくPDのボクサーの人達は、年功序列意識が強いらしく驚くのですが、この現代、よその世界では年齢ではなく、実力主義でやっています。
調和は大切ですが、馴れ合いでやるというのとは、違うと思いますし、馴れ合いでやっていてどんな風に向上していけるのか、非常に疑問に思います。

ところで、最近、こういう人もでてきたか、と思った事もあります。
比較的新しい方が、PDの訓練レベルはIPOをやっている犬とは随分違う、といったことを感じたそうで、その受け止め方には柔軟性を感じました。
私の家は埼玉県春日部市で、市内か隣の市で、各団体の訓練競技会が開催されています。会場が近いので、気軽に見に行ける環境です。IPOの世界大会の、日本代表の選考会等も観ました。
訓練に馴染みのない人や他団体の競技会を見たことのない人は、片袖に飛びつくという派手なアクションのみを見て、PDの襲撃は、IPOやSchHの防衛と同じだと思ってしまっているようです。PDでしかやっていないのに、同じことをしているつもりの人がいるようですが、IPOやSchHを知らないからです。
PDでも、極僅かですが、IPOをやっていたり他団体の競技会に出したりする方もいますので、ご存知の方はご存知です。

それで思うのですが、ただでさえPDのボクサーの人達は他犬種・他団体に目を向けませんが、地域差というのも、かなりあるのではないでしょうか。
他団体が訓練競技会をしているような地域ではない場合、余計、PDの訓練レベルを知らないままなのだと思います。
昔、PDの役員の方が、ドイツから来た審査員だかを霧ヶ峰のPDの訓練競技会に連れて行き、PDの訓練を自慢したそうなのですが、かなり反応が鈍かったそうで、後にその方がドイツで訓練を見たらPDのそれとは全然違っていて、褒めてもらえなかったのを納得した、という話を伺ったことがあります。(その方は現在は他団体でやってます。)

PDの様々な事柄に関して、いくらか疑問を抱いている人も、どうやら、いないわけではないようですが、表立って言う人はいませんので、多分、そういう事が言えない組織なのだと思います。
そのような人の中には、将来、世代交代がされれば、無条件に変化があるような、漠然とした望みを抱いている人もいるようですが、年功序列による世代交代で何かが変わった組織など、聞いたことがありません。
いくら世代交代したところで、それが年功序列によるものならば、その体質に何の変化もないという証拠ではないでしょうか。
そんな考えでやっているから、PDはいつまでもそんななのだと、私には思えるのですが、違うのでしょうか。
変化をもたらす為の世代交代を期待するのであれば、それは待つものなのではなく、若い世代がもっと学んで、実績を積んで、していくものだと思います。

今、方向性等の決定権を持っているのは、上の世代の方々です。
若い世代は、年数ということに関して及びませんので、実力主義でもない小さな組織のPDでは、組織を変えるとか、決定権を持つとか、そんなことは現実的に無理だと思いますし、仮に今、世代交代したところで、ボクサーの大先輩とか言って馴れ合ってやっているようですから、特に良い方向へ変化することもないと思います。
むしろ、ネットで垂れ流された情報を鵜呑みにしているような不勉強な世代が主となるとすれば、今よりも酷くなるのではないでしょうか。
組織や環境がどうだろうが、ぺーぺーだろうが、そんな事は関係なく、若ければ若いなりに、もっと積極的に見聞を広げる努力だって出来るでしょうし、学べる事はたくさんあると思います。訓練だって、PD独自の基準ではなく、ヨーロッパのボクサーがやっているIPOをやればいいんですし、そんなのに組織は関係ないと思います。
不勉強で怠慢なのを環境のせい、組織のせいにするのは、違うのではないかと感じます。

私は、「ジジイは先に逝くのだから、大事にしろ」と叱られたことがあります。
ですので、年上の方には敬意を払うべきだと思っていますし、決して世代の対立を煽っていることもなく、PDにも素晴らしい犬はいたのですから、そこから学ぶ事柄もおおいにあると思っています。ここ数年の、いわゆる初心者がするべきことは、学ぶこと、ひたむきな努力をすることなのではないのでしょうか。

世代とか環境とか組織ということではなく、意識ということだと思います。
そういう意識の人達が増えれば、おのずと変化があるかもしれませんが、不勉強なままならば世代なんか関係ないですし、そもそも、世代交代するのを待っているようでは、まるで(悪い例として使われる場合の)公務員のようで、自分の世代となる頃にはもう若くもなく、くたびれて怠慢になっていると思いますが、違うんでしょうか。

今回、私がいちいち、PDの変だと感じたことを書いたのは、知ってか知らずか、誰も表立ってそんな事を言う人がおらず、新しい会員は、ヨーロッパ系ボクサーということではなく、PDとPDのドイツボクサー、つまり日本のボクサーを過信するばかりだからです。
ちょっと調べればおかしいと気付くはずなのに、いい加減な事をネットで発信して暴走しているばかりですし、そのうち気付く人も出てくるだろうと、約3年程様子を見てきましたが、相変わらず、そんな人も現れないからです。
PD内で自画自賛でやっている人は、それでいいのかもしれませんが、私の犬は他団体で訓練をやりますので、PDの不勉強な人がヨーロッパ系ボクサー犬について、いい加減な情報を発信していたり、自分の犬を棚に上げてなぜか他国の他人のボクサー犬の訓練を自慢してたりするのは、とても恥ずかしく思いますし、これからボクサー犬の飼育を検討している何も知らない方が、そういったいい加減な情報を真に受けてしまうのは、ヨーロッパ系ボクサー犬の一飼育者として、とても残念ですし、迷惑でもあります。

訓練に馴染みのない人は、片袖に飛びつくというアクションは派手ですから、PDの訓練資格PBH1のボクサー犬の襲撃を見てすごいことをしているように思ってしまうようです。
ボクサー犬の訓練性能という事に関して、使役犬としての訓練性能をいうのであれば、祖先のヨーロッパの犬の訓練資格で言うのではなく、その犬で訓練してこそ言えることだと思います。
いくら先祖の自慢をしたところで、審査会の紐無し脚側行進で不合格になっているのは、訓練性能が高いとされるIPO3、SchH3の資格を持っているドイツからの輸入犬の子ばかりだったりするわけです。
また、ドイツではIPOの受験資格として、BHの資格が必須となったことからもわかるように、ヨーロッパでも使役犬としての訓練性能をいうばかりなのではなく、人間社会での犬の行動・マナーというのが、非常に重視されているわけです。
都合の良い点ばかりドイツの話をを引き合いに出すのではなく、訓練や稟性をそれ程までに言うのであれば、そういった事柄もきちんと知るべきですし、着目するべきではないでしょうか。
 (追記:おそらくシェパード犬か何かの話を聞きかじって、真似して言ってみたのだと思いますが、先祖にIPOやSchHの資格があると、安易に「訓練系統」と言う人もいるようですが、ヨーロッパでは訓練試験はIPOやSchHが普通で、それをやっていないPDが特殊なだけですし、ボクサー犬は訓練系統なんていうラインは確立されておらず、シェパード犬でいうような、訓練系とショー系といったような区別はありません。
それから、ラブラドール・レトリーバーだからといって盲導犬ではないように、警察犬認定犬種だからといって、ほとんどのボクサー犬は警察犬ではありません。PBH等の訓練資格も、警察犬になる為の資格とは違います。
また、PDが認定している7犬種こそ使役犬だと思っている人もいるようですが、PDという団体がその7犬種しか警察犬として認定していないというだけで、現在、世界中で使役犬としての訓練性能が最も高く評価・認知されているのはマリノアで、PDでは公認されていない犬種です。)


私が書いてきたことは、少し調べればわかることです。
訓練を言うならば、使役犬に限定した訓練でもない服従ですら、他団体の素人が服従を入れたような犬の方が、きっちりと入っており作業精度も高いです。
OPDESの競技会などを見ると、PDのほとんどのボクサー犬よりも、素人のオーナーさんが自ら指導手をしている雑種の方がよっぽど見事です。

PDには、PDのドイツボクサーとは違う、ヨーロッパ系の品のある素敵なボクサー犬もいます。
訓練も、きちんと服従の入っている犬もいますが、ほとんどは訓練を言うほどではなく、誇張です。
ドイツとか、SVとか、訓練を言ってなければ、それ程違和感はないですが、言っているから誇張ですし、PDのボクサー会員と何も知らない人にしか通用しない、根拠のない自画自賛です。
PDやPDのボクサー犬に疑問を感じないこと、これが一番変です。

念のためですが、PDにはとても常識的で熱心な方々もいます。
今後のご活躍を、お祈り申し上げます。

以上、私は偉くも何ともない、ただのぺーぺーの一会員だから、書きました。
数頭PDのボクサー犬をちょっと飼育しただけで、もう悟ってしまうようなエライ人達とは違い、私は未だ自分の犬、他人の犬を一生懸命見て、そこから吸収しようと努力しているセンスない凡人ですので、これからもタイプを問わず、この犬種に興味を持って接し見ていくつもりです。

9/15追記
匿名でメールしてきた人がいますが、
メールは身元を明らかにし、論理的な内容でお願いします。
(分別ある方は、きちんと身元を記し、内容も論理的です。)

私は匿名の掲示板に匿名で書き込んでいるのではなく、身元も明らかにした自分のサイトで、実体験に基づく事実と自分の主観を書いています。
身元が明らかな個人に対し、わざわざメールを送って何か意見したいのであれば、発言に責任と義務を負ってください。
誰でもわかるように、簡単に書きますが、
何か言いたいのであれば、自分の名の下で、責任を持って言ってくださいということです。
身元が明らかだったら言えないような事を、ばれないだろうと思って匿名で言うのは、保身というのではなく、卑劣陰湿なだけです。
いい年した成人相手にわざわざこんなことを書く必要があるとは、本当に次元が低くて、ガッカリさせられます。
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