ボクサー犬ブリーダー ドナルーボクサーズ コラムと私考

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何よりも第一に家庭犬です
この犬種に関して、何よりもまず私が声を大にしてお伝えしたいのは、ボクサー犬は何よりもまず伴侶犬・家庭犬であるということです。
この犬種の直接の祖先も含め、この犬種が原産国であるドイツで一般人に家庭犬として広まり飼育された理由も、世界各国で広く愛されるようになった理由も、その知性と従順さから愛すべき伴侶としての資質が認められたからです。

ボクサー犬は、第一次世界大戦で初めてドイツで軍用犬として用いられ、軍用犬としての能力が認知されることとなりましたが、現在では軍用犬に限らず広い分野において使役犬としての能力が認められており、ボクサー犬はワーキング(使役犬)・グループに分類されています。

ボクサー犬は、アメリカに渡って発展し、毎年、登録数がトップ10に入っている、安定した人気の家庭犬として大変愛されている犬種です。
家族の一員として人間と共に生活するハウス・ドッグとしてだけではなく、セラピードッグ、介助犬、救助犬、盲導犬といったサービスドッグ(福祉犬)としての能力も高く評価されており、実際に活躍しています。
(私はアメリカで、実際に介助犬の他、老人ホームに通っているというボクサー達は見かけたことがありますが、ガード・ドッグとしてのボクサー犬は見かけたことがありません。
あくまでも私が時々訪れ滞在した期間と地域に限りますが、個人宅や企業の倉庫等のプロパティで見かけたガード・ドッグはほとんどがシェパードで、他にはドーベルマンもいくらかいました。
アメリカの方は、ボクサー犬はサービス・ドッグだと言うのをよく聞きますが、ガード・ドッグだと言っているのは聞きませんので、おそらくガード・ドッグとしての用途にはほとんど使われていないのだろうと思います。)

私はいつも、しつこいくらいに、ボクサーは何よりまず第一に家庭犬であるべき犬種だと申し上げてきましたし、このサイトでも、家族の一員として迎えてくれるよう申し上げてきましたが、最近、どうも私の言う家庭犬という意図は伝わっていないと実感する出来事がいくつもありました。

日本のボクサー犬の個人サイトは、最近ものすごく増えましたが、そのうちの多くはPD(日本警察犬協会)に登録されているヨーロッパ系ボクサーの飼主さんのもので、比較的新しい飼主さんが多いです。
そのせいだと思いますが、ボクサー犬は警察犬とばかり強調し、あまりに特化し過ぎているきらいがあると私は感じますし、家庭犬としての魅力が伝わっていないように思います。
最近接した方々は、どうやらそれらのサイトの情報を得ていたらしく、伝わっていないと感じたのですが、ボクサー犬というのは、どんなボクサー犬であっても、何よりも第一に家庭犬であるべき犬種なのです。

それらのヨーロッパ系ボクサー犬の飼育者のいくらかは、ヨーロッパ系ボクサー犬とアメリカ系ボクサー犬を、まるで別の生き物のようにとらえている傾向があるように私は感じていますが、ボクサー犬が家庭犬であるべきというのは、アメリカ系ボクサー犬に限った話ではありません。
もう随分と前のことになりますが、たまたまテレビで見かけたのですが、ボクサー犬を軍用犬として初めて用いた原産国でもあるドイツのボクサー・クラブの役員の老婦人も、「全てのボクサー犬は家庭犬であるべき」と言っていましたし、「ボクサー犬は絶対に叩いてはいけません」とも言っていました。
これらの言葉は、私の胸に深く刻まれておりますのと、全てにおいてこの犬種を理解する為の鍵となっています。

しつこいですが、ボクサー犬は第一に家庭犬であり、人の側で生活するべきハウス・ドッグ、いわゆる室内犬です。
つづく
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