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PDの血統書には驚いた
このカテゴリの連載は、2006年8月末、PDの会費切れと同時に既に終了しています。


私は、PDの発行する血統書は、今までほとんど見ることがありませんでした。
というのも、私の犬は輸入犬ですから、イタリアで発行されたFCI公認の血統書があります。これが元の血統書です。
輸入してから繁殖時期が近くなるまで、国内の団体には登録せずにいましたので、血統を見るのに用いていたのは、イタリアの血統書です。
後に、FCI傘下で国内団体のJKCと、繁殖相手がPDの登録犬である都合PDにも、イタリアの血統書を基に単犬登録しましたので、血統書は元のイタリアのFCI公認のものと、同じくFCI公認のJKCのものと、PD独自のものの、合計3枚があります。
JKCとPDの2枚は、種犬認定や訓練試験の際に記入する必要のある登録番号等の項目位しか見ることがありませんでした。

先日、仔犬のJKCの血統書が上がってきて、そこで初めてPDの血統書もよく見たのですが、まず、PDはその犬種の原産国の言語を用いることになっているので、ボクサー犬だと馴染みのないドイツ語で記載されています。
毛色なんかは、その犬を知っているから判るものの、知らない犬の場合は裏面の略称を見ないと、私には判りません。
毛色は、rotgelbとかgestromtと書かれていますが、PDの人達がrotgelbの牡とか、gestromtの牝とか言っていることはあまりなく、茶の牡とかフォーンとか縞の牝とか言いますし、犬名なんかも、英語読みでもofではなくv.d.を付けたり、英語とドイツ語がごちゃ混ぜになっていたりしますので、ドイツ語表記をどう発音するのか知らない人も少なくないのではないかと思います。
性別は、RüdeとかHündinと書かれていますが、ちゃんとオスとかメスとか、カタカナでも記載してあります。だったら毛色の項目もカタカナ併記してくれりゃいいのにと思いますが、併記があるのは、なぜか、性別だけです。
他にカタカナ併記があるのは、本犬名と両親犬名です。輸入犬も、登録の際に犬名をカタカナで記載した憶えはありませんが、カタカナ併記されています。(JKCの血統書の場合、カタカナ表記はカタカナも登録してある本犬のみです。輸入犬の場合、犬名は元の血統書に登録されている通りの記載ですので、カタカナ併記はありません。)

PDの血統書は、5代祖まで記載されていますが、ビックリしたのですが、きちんとタイトル等が記載されているのは、なんと3代祖までなのです。
本当に、絶句するほどのいい加減さにビックリしたのですが、4代祖になるとタイトルの記載がなくなっていますし、5代祖にもなるとタイトルも登録番号も訓練資格もなく、ただ犬名だけしか記載されていないのです。
他団体のタイトルというのならばともかく、原産国ドイツのヤーレスジーガーのようなタイトルも、訓練資格のSchHやFH等も消しちゃうとは、唖然とします。登録番号の記載もないので、知らなければどこの国の犬かも判りません。変な血統書です。まあ、ほとんどPD内のみでしか通用しない血統書なので、それで済んでいるのだと思いますが、他団体では考えられないような血統書です。

こんないい加減な記載で、無理して5代祖の血統書を作成するよりも、きちんと記載された3代祖までの血統書で充分だと思います。
4代より先の祖先を知る必要を感じるような人は、自分で調べると思います。
いい加減な4・5代祖の記載よりも、両親犬の誕生日の記載があった方がいいなあと、私は思うのですが、そういう声はないのでしょうか。

少し前に現行の5代祖の血統書に変わったようで、その前の血統書は4代祖までの記載ですが、4代祖にもタイトルも訓練資格も登録番号もきちんと記載されていますので、以前のものの方がずっとまともに見えます。
これが逆に変わったというのならば解りますが、4代祖からいい加減な5代祖に変えるとは、どういう事情か知りませんが、謎です。

PDはFCI公認団体ではありませんから、PDのタイトルが他団体で通用しないことの逆パターンで、世界中の多くの犬種団体で通用するインターナショナル・チャンピオンというFCI公認のタイトルを、PDが消してしまうとすれば、まあ、PDらしいなと思うだけですが、原産国の権威あるタイトルのヤーレスジーガーを消します?

追記:HD検査を含め、ドイツボクサークラブを真似て「犬籍」を言いますが、まるでドイツと同じようにやっているつもりでいるのか、何も知らない人に故意にそう思わせようとしているのか知りませんが、種犬認定を含めPDの犬籍というのは、ドイツのそれとは全く違い、機能していないと思います。
ドイツやヨーロッパの多くの国では、種犬認定でHDの検査も含まれたりしますので、それを真似してるのか、PDのボクサー犬も、ヘルスチェックはHDの検査さえすれば安心のように思っている風ですが、ボクサー犬の遺伝病はHDだけではありません。
(海外の話をすると、アメリカでは、HDの検査も当然していますが、他にも肘関節、心臓の24時間ホルターモニターとエコードップラー、甲状腺の検査をするのが、現在は当たり前です。ドイツでは、心臓は耐久性テストというのはあります。)
PDのボクサー犬は、少し調べれば、2代祖にHD4の犬がいるのは簡単に判る(ウェブで公開されいます)というのに、おそらく、飼い主は知らなかったのだと思いますが、平気でその血統を「大丈夫」と言っていたりします。
また、犬籍をドイツに倣ってやっているようなつもりでも、交配するにあたり、それまでの種牡の繁殖実績の記録を取り寄せたとか、PDに請求すればそういった記録を出してくれるとかは、これだけ乱立しているサイトで自分の犬の記録を公開しているとか、聞いたことがありませんし、繁殖実績どころか、その犬の血縁に短命の犬が多くいようが、誰もそんなことは気にもせず、チャンピオンになったとたん、交配が殺到しているのが実際のところです。
PDではそんな現状なのであって、ドイツのように犬籍が機能していたり、それまでの繁殖記録が重視されるようなことは、PDではないのに、まるでドイツに倣っているように語るのは、何か他意があるのでしょうか。
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