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種犬認定の時のこと
このカテゴリの連載は、2006年8月末、PDの会費切れと同時に既に終了しています。

PDの日本チャンピオン展に出陳するには、種犬認定試験に合格していなくてはならないらしいです。
合格していなくても、出陳は出来るがまともな評価は望めない、というだけなのかもしれません。
正確な規定はわかりませんが、日本チャンピオン展に成犬組で出陳するには、種犬認定をとるのが当然らしいので、ここでの目的はPDの人達がやっていることを私も体験するというものですから、うちの犬も種犬認定をとることにしました。
(追記:出陳資格として、種犬認定が必要という規定がありました。)
それにまつわる話。

PDのサイトでの説明によると、「種犬認定試験とは、「犬種のスタンダードに基づいて、その犬が持っている資質を見る試験」で、受験には訓練資格が必要です。」だそうで、PGH1,PAH1,PBH1,PSH1以上の訓練資資格が必要となります。
「種犬認定試験と同時でも構いません」と書かれているので、同日に訓練試験と種犬認定試験を受験出来るようです。
うちの犬は、先に訓練試験をしてPBH1に合格したので、種犬認定試験だけの受験となりました。

PDの種犬認定にどれだけの意味があるのか、私にはよく解りませんし、この制度がどう機能していて、どれだけ意味のある結果をもたらしているのか、私にはわかりません。
尋ねていないのでその理由は知りませんが、種犬認定には、なぜか期間が2年間と永久の2種類があって、価格が違います。

認定期間が2年だと牡7000円、牝5000円、永久だと牡20000円、牝13000円なのだそうです。
その他、期間・性別に関わらず、審査料が7000円かかります。
「犬種のスタンダードに基づいて、その犬が持っている資質を見る試験」で、認定期間が2種類設けられているというのは、面白いと思いました。

PDの会報を見ると、ちょうどその頃、江戸川河川敷で単独展があるとのことで、そこで種犬認定試験を受験することにしました。
ちなみに、審査会以外の場所で受験するような場合は、審査員の交通費を負担する必要があります。
申込みは、会報に掲載の案内に申込書もあるので、それを切り取って記入し、載っていた受付先の住所に、記載されていた料金と一緒に送りました。
私の場合、日本チャンピオン展への参加を一度体験する為に、種犬認定を受けるだけのことで、そうじゃなければ受けようとも思いませんでしたし、繁殖もあと1回だけの予定でしたので、期間は当然のように2年で申込みをしました。

数日後、受付した東京のクラブの方から、電話が掛かってきました。
申し込みの件で種犬認定が2年なのは「なんでですか?」という電話でした。
「なんでですか?」などと言われ、私は本当にビックリしてしまいましたし、そんな事をきかれるとは想像もしていなかったので、必要ないからですと答えるのが精一杯でした。

さて、申し込みしたものの、その審査会は一体、何時から受付開始で何時に審査開始なのか、どこにも書いていないし、案内もありません。
審査員も、担当が誰なのかは、友人に尋ねたところ、前日に決めるとかで、わかりません。
前日に、やはり出陳するという友人に受け付けの時間を尋ねましたが、彼も詳細の連絡を貰っていないそうで、はっきりしないようでしたが、翌日、聞いた時間に会場に行きました。

当日の朝、会場の河川敷に着くと、既に何台もの車が駐められていて、同様に車を駐車しようとしたところ、「芝が傷むから入っちゃダメ!こっちは主催者だけ」とのことで、出陳者は会場側ではなく、道の土手側の路肩に、縦列で駐車するよう言われました。
(事情は知りませんが、日本チャンピオン展も同じ会場で、全車、会場側に駐車します。)
出陳者がする縦列駐車は、車の前後のスペースも不十分で、テーブル等を何か出すとすれば車の横ということになるのですが、車の横というのも、会場側は車一台が通る幅しかないので、車を挟んで会場とは逆の土手側に出すしかありません。しかし、土手側では車を挟むことになるので、会場の様子も全くわかりません。
審査リングに近い会場側では、主催クラブ関係者が広々と並列で駐車していて、車のリアも開放し、そこにテーブルなんかも広げてくつろいでたりするわけです。主催だけとはいっても、人によって、同様に駐車出来るということのようです。

私のそれまでの経験では、主催クラブというのは出陳者に対し、「御出陳有難うございます」と協力に感謝するもので、会場も実際に出陳する人の便宜に気を配るものなのですが、PDのそれは違うようでした。
(PD全てのボクサークラブがそうなのではなく、以前、中部や関西の単独展に見学に行った時は、主催クラブの方々にもてなしの心が感じられ、私は感動した位でした。)

朝のこの時点で、私はPDのそのクラブの体質を見たようでがっかりしてしまい、もし出陳者だったら間違いなく帰っていたと思いますが、ただの種犬認定でしたので、出陳者としての文句を言える筋合いでもなく、おとなしく受験することにしました。
この日、ビールを分けていただいた方、手作りのお菓子を振舞ってくださった方には、そのおいしさに気も紛れ、とても感謝しています。
(PDの審査会会場では、酒が飲めます。JKCのショーでは、会場でのアルコールは禁止で、処罰もあります。)

まあ、とにかく会場に着いたわけですが、一体何時に始まったのか知りませんが、既に個体審査は始まっていました。
私よりも後に来た出陳者も、たくさんいました。
その単独展では、一切のアナウンスはなく、こちらから尋ねないと、いつ個体審査の合間にどの審査員がいる場所で種犬認定試験を受験させてもらえるのか、全くわからないものでした。
午後の比較審査も見学しましたが、リングサイドでは偉そうに他人の犬のことを言っていたり、良点を言うならばともかく、そうではない点を第三者にも聞こえるような声で得意になって言っている人達がいて、とても気分の悪い審査会でした。どこか田舎っぺの方なのかと私は思ったのですが、そうではないようです。
出陳者も「負けたら恥ずかしい」とか言っていて、審査会は繁殖展なのだと理想を言う方の思いと、現状とでは、かなりのズレがあると思います。

種犬認定試験は、担当は三村審査員で、犬の細部を色々とみられるのですが、相変わらず丁寧な審査とその物腰に感心した位で、特に書くような話はありません。
試験後、渡された紙と血統書を送付するように言われ、後日、種犬認定欄に記載された血統書と、詳細を記した繁殖種犬認定證書というものが送られてきました。

種犬認定試験というものは、おそらく、不合格となるような犬はいないのだと思いますし、期間が永久と2年とでは金額以外、一体どんな違いがあるのか知りませんが、PDの犬の広告には「※永久種犬認定犬」などと、わざわざ※印までつけて記載されていて、それにどんな意味があるのか、私には想像がつきません。
これも、犬種団体のお金集めと、会員にも都合の良く広告の謳い文句になるという類のものなのでしょうか?
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