ドナルーはボクサー犬を専門に、健全で犬種独自の魅力のあるボクサー犬の作出を目指しており、ブリーディングからショーイング、訓練まで、家庭犬に関する全てを、自らで手がけています。当ケネルは家庭です。ドナルーのボクサー犬達は、仔犬も成犬も老犬も全て、人間の側で関わりを持ちながら、家庭犬としての日常生活を送っています。
私は1988年に念願のショー・ボクサーの牡を入手し、想像した以上の愛情深さ・頼もしさ・知性・そしてユーモアのセンスにすっかり魅了され、以来、この犬種に対する愛情と興味は深くなるばかりで尽きることがありません。
当時まだ10代だった私にとっては、ブリーディングどころか複数の飼育さえも夢でしかありませんでしたが、犬種を理解することにより、自分のヴィジョンもはっきりとし、はじめて理想を追求することが可能になると考え、この犬種や犬に関してを学び、携わってきました。
後年になり環境が整い、充分に吟味して台牝を入手しました。成長を慎重に見守り、入念な繁殖計画の元、評価を得られる自家繁殖犬の作出が現実のものとなりました。
ドナルーのブリーディングの方向性が正しいことは、ドッグショーでの評価、特に、ボクサー犬のスペシャリストが審査員として招聘される単独展での評価がついてくることにより、再確認出来ると考えます。
ボクサー犬は、日本においても警察犬として認定されている7犬種に含まれているように、服従性・運動性能・知能が高く、使役犬として優れているのは周知の通りですが、この犬種が普及し世界各国で愛されているのは、何よりも家庭犬としての優れた素質を持っていることが第一の理由です。ボクサー犬というのは勇敢であるべきですが、絶対に危険であってはならず、人に対して非常に高い服従性が備わっているべき犬種なのです。
ドナルーでは、ショードッグであってもペットであっても、全てのボクサー犬にはコンパニオン・ドッグ(家庭犬)としての優れた資質が必須と考えており、心身共に健全なボクサー犬の作出に努めています。
ドナルーの種牡・台牝は、クオリティが高く性格の良い犬を厳選し、また、アメリカン・ボクサークラブが推奨する繁殖における遺伝的疾患の検査に則り、股関節形成不全・肘関節形成不全・ボクサー心筋症・大動脈弁狭窄及び大動脈弁下狭窄・大動脈弁心疾患等の検査を済ませてから繁殖しています。アメリカでは通常行われている24時間のホルターモニタリングは、2008年現在、国内のボクサーのブリーダーでは当ケネルのみが実施しており、エコー検査はスペシャリストの専門医が実施しています。
尚、ドナルーは販売目的の繁殖業者やペットショップではなく、ショーイングを目的に原則として自己所有の為に繁殖し、自らで全ての管理をしておりますので、全ての犬達に充分なケアが行き届くよう、多くの繁殖は致しておりません。繁殖は結果が出せるよう慎重に、系統・個体を充分吟味し、良い台牝に優れた種牡、最良と思われる組み合わせの交配にて臨んでいます。そして、生まれ持った素質を引き出す為には、良い環境と良い管理が不可欠と考え、日々努力しています。
最後になりましたが、現在に至るまでには多くの方々のご厚意に、大変に助けられてまいりました。本当に全てが有難く、心より深くお礼を申し上げます。こうして私が魅力を感じるこの犬種があるのは、先人方の情熱と努力、そしてシーンへの多大なる貢献があったからこそで、常に尊敬と感謝の念を抱きつつ、私もこの犬種に少しでも貢献出来るよう、今後も努力してまいりますので、引き続き温かく見守っていただけますよう、何卒、宜しくお願い致します。






